相続が開始する前に、遺留分を放棄してもらうにはどうすればいいですか?

家庭裁判所の許可を得ることが必要  相続が開始する前に、遺留分を放棄するには、家庭裁判所の許可が必要です。  遺留分権利者に遺留分を請求しないようにお願いして、念書のたぐいを書いてもらったとしても、あくまでもお願いの域は …

相続が開始しましたが、遺産分割協議をする前に、相続人が亡くなった場合はどうすればいいのですか?

数次相続は遺産分割協議の当事者が多くなる  最初の相続(第1次相続)の被相続人をA、そして2つ目の相続(第2次相続)の被相続人をB(BはAの相続人)とします。このように、第1次相続の相続手続をする前に、第2次相続が開始し …

相続が開始されると、被相続人の預金口座はどうなるのですか?

原則として、預金引出しは制限される  全国銀行協会のホームページによると、「口座名義人が亡くなられた場合には、お取引金融機関にご連絡ください。相続の連絡と同時に、お亡くなりになられたお客さま(被相続人)の口座での取引(預 …

相続が開始されましたが、相続税が気がかりです。相続税の基礎控除とはどういうものですか?

基礎控除がボーダーダイン  相続財産の合計が基礎控除額を超えると、相続税の申告が必要となります。いわば、基礎控除は相続税がかかるかどうかのボーダーラインのことといえます。  基礎控除は、平成27年1月1日から 『3,00 …

相続が開始されましたが、どのような段取りで手続を進めればいいですか?

まず、遺言書の有無を調べる  一般的に、遺産相続は、①遺言書の有無の確認、②相続財産の確認、③相続人の確認、④相続の放棄・限定承認の確認、⑤遺産分割協議の実施、⑥遺産分割の実施(財産の名義変更)、⑦相続税の申告、という段 …

熟慮期間内に相続財産を処分すると、単純承認したことになるのですか?

相続財産の処分は単純承認とみなされる  相続人が相続財産の全部または一部を処分したときは、単純承認したものとみなされます。相続財産を処分するということは、相続を受け入れたことによる行為と考えられるからです。