被相続人の死亡以前に、被相続人の子供と子供の子(被相続人の孫)も死亡していた場合、相続関係はどうなりますか?

直系卑属には再代襲が認められる  直系卑属は何代でも代襲することが認められていますので、被相続人が死亡する前に、被相続人の子供と、その子供の子(被相続人の孫)も死亡していた場合、ひ孫が代襲相続人となります。これを再代襲相 …

被相続人に債務(借金)があるかどうかを調べるにはどうすればいいですか?

信用情報機関に照会する方法もある  被相続人が個人的な金銭の貸し借りをしていたかどうかは、まず借用書の有無で確認します。また、クレジット会社や消費者金融から借入をしている場合は、支払督促状などから確認します。  なお、債 …

被相続人が死亡する前に相続人が亡くなっていた場合、相続関係はどうなりますか?

代襲相続人が相続する  被相続人が死亡する前に相続人が死亡していた場合に、死亡した相続人の子(被相続人の孫)が代わって相続することができます。これを代襲相続といいます。  代襲相続ができるのは直系卑属(被相続人の子、孫、 …

被相続人が借金の保証人になっていた場合、保証債務は相続の対象となりますか?

保証債務は相続の対象。ただし、身元保証は対象外  相続人は、被相続人が残したプラスの財産だけでなく、マイナスの財産も相続します。そして、保証債務はマイナスの財産ですから、財産を相続する場合、保証債務も引き継ぐことになりま …

被相続人がもっていた土地や建物の賃借権は、相続財産となりますか?

賃借権は相続財産  土地や建物の賃借権は、相続財産として相続の対象になります。土地や建物の賃借権を相続する場合、賃貸主の承諾を得る必要はありません。もし、建物の賃貸主が建物の明渡しを求めてきても、相続した賃借権を主張でき …

被相続人から生前に相当の財産をもらった相続人がいる場合、相続財産の分割方法はどうなるのでしょうか?

特別受益を持ち戻して相続分を計算  被相続人から生前に相当の財産を譲り受けた相続人がいる場合、相続人間の公平を図るため、まず、譲り受けた財産を特別受益として相続財産に加算します(これを持戻しといいます)。そして、持ち戻し …

被保佐人、被補助人は遺言書を作成することができますか?

遺言能力があれば作成可能だが、トラブル防止策も必要  被保佐人、被補助人であっても、遺言能力(遺言の内容や遺言の効果を理解できる意思能力)があれば、保佐人や補助人の同意なしに、遺言書を作成することができます。  ただ、将 …

自筆証書遺言を訂正する場合、どういう決まりがありますか?

訂正には細かいルールがある  自筆証書遺言の訂正方法については、民法に次のような規定があります。   「自筆証書中の加除その他の変更は、遺言者が、その場所を指示し、これを変更した旨を付記して特にこれに署名し、かつ、その変 …

自筆証書遺言を作ろうと思っています。気をつけるポイントは何ですか?

本人が全文を自書して押印する  自筆証書遺言の作成について、民法で定められているのは次の点だけで、この要件以外の制約はありません。 ① 遺言者本人が ② 全文、日付および氏名を ③ 自書し ④ 印を押す  したがって、用 …